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 腰部脊柱管狭窄症で下肢痛や下肢のしびれ感に悩む患者さんに、いつごろ手術を受けたらいいでしょうか?どうなったら手術を受けなくてはいけませんか?という質問をよく受けます。

 この質問に関しては整形外科関連学会でよく議論がなされていますが、この議論の拠り所になる論文があります。その論文とは手術以外の治療を10年近くにわたりうけた患者さんの長期経過をまとめた論文です。それによると、両下肢のしびれ感が出現し、歩行により両臀部や会陰部にまでしびれ感や疼痛が増悪するような患者さんは、手術以外の治療法の継続では、10年後には症状がほぼ悪化しているという事実が報告されています。

 したがって、症状が、片足でなく両足が痺れて、休み休みでないと臀部や会陰部が痺れて歩けない、といった症状が出現したら、手術が一番最適の治療であり、早期に手術を受けたほうがいいですよ、と説明しています。また機会があったら脊椎外科関連の情報を記載していこうと思っています。

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11月4日(金曜日)は午後から4件の脊椎手術を施行しました。

 

1件目は壮年男性の腰椎椎間板ヘルニア患者さんで、術前、睡眠もままならないほどの激痛でした。この患者さんに内視鏡機器併用顕微鏡視下ヘルニア摘出術を施行しました。指先ほどの傷で(16㎜)で内視鏡機器を腰椎に設置し、顕微鏡を使用してヘルニアを摘出しました。術前の画像で腰ヘルニアが大きいことは確認していましたが、実際確認すると、protrusion typeのヘルニアで、かなり大きなヘルニア塊が摘出できました。このtypeのヘルニアは下記に図示しましたが、神経の圧迫している部分はそれほど出っ張っていませんが、椎間板の中からかなり大きなヘルニア塊が摘出できるといタイプです。手術時間n30分程度、出血量ほぼ0mlで手術終了しました。傷は絆創膏で留めておきました。

 

2件目は壮年男性の再発性腰椎椎間板ヘルニア患者で、3件目は壮年女性の腰椎椎間板ヘルニア患者さんでした。それぞれ顕微鏡視下に手術を終了しました。

 

4件目は老年女性の腰部脊柱管狭窄症患者さんでした。第3/4,4/5腰椎レベルにて両側腰神経が圧迫されていました。圧迫されていた神経を完全に除圧しました。

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今日の手術:腰椎椎間板ヘルニア

カテゴリ : 
椎間板ヘルニア
執筆 : 
admin 2011/11/1 23:07

今日は、壮年男性の腰椎椎間板ヘルニアの手術を行いました。術前のMRIではそれほど大きな腰ヘルニアには見えませんでしたが、実際の手術してみると、腰神経の真下に、神経に突き刺さるようにヘルニアが突出していました。術前の画像ではここまでは捉えきれておらず、術前画像診断の難しさを再認識しました。腰ヘルニアを摘出すると、神経の緊張は、全くなくなりました。

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 10月27日(木曜日)は外来終了後の午後7時から2件の手術を行いました。

 2件とも脊椎骨粗鬆症により腰椎圧迫骨折が生じ、入院の上での安静加療を行っていましたが、腰痛が軽減せず、日常生活がかなり制限されていた老年女性でした。この2例に以前にもこのブログで紹介しました経皮的後弯矯正術:Balloon Kyphoplasyを計画しました。

 1例目は術前のMRIで、骨折した腰椎の椎弓根という部分がかなり細く、セメント注入がやや困難かと思いましたが、特に問題なくセメントを注入することが可能でした。

 2例目は、腰椎の形状も全く通常通りであり、潰れた腰椎に十分量のセメントを注入することができました。二人とも手術時間は1時間以内で終了しました。術翌日には、術前の痛みがかなり軽減したと聞いて、この方法は、腰椎圧迫骨折をきたして腰痛に悩む高齢の方にとって、傷は5㎜程度で、出血量もなく、手術時間も実質30分程度で終了できることから、非常に有用で、まさに福音ともいえるような手術と思っています。

 

 10月28日(金曜日)は外来終了後午後から、腰部脊柱管狭窄症の老年男性に対して顕微鏡視下神経除圧術を施行しました。第3/4,4/5腰椎部分を両側除圧施行しました。神経の圧迫は顕著でしたが、手術により神経の膨らみを確認することができました。手術時間1時間強で終了しました。

 

 

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今日は午後から手術2件でした。

 

1件目は、壮年の男性で、第4/5腰椎椎間板ヘルニアでした。16㎜の切開で内視鏡機器併用顕微鏡視下椎間板ヘルニア摘出術を施行しました。右第5腰神経を確認すると、巨大なヘルニアに圧迫され、腰神経はかなり緊張が強い状態でした。ヘルニアを摘出すると、腰神経の緊張は全くなくなりました。

 

2件目は、腰部脊柱管狭窄症の老年男性で、立って歩くと両下肢がしびれて歩けなくなり座り込んでしまうという、間歇性跛行を呈していました。また術前のMRIで第3/4, 4/5, 5/第1仙椎の3か所で神経が著明に圧迫されていたことから、左右両側のこの3か所の神経を顕微鏡視下に除圧しました。かなり神経の圧迫は顕著でしたが、完全に神経の圧迫をなくすことができました。

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今日の手術は2件でした。

 

1件目は、内視鏡機器併用顕微鏡視下腰椎椎間板ヘルニア摘出術を行いました。いったん、お薬で下肢痛が軽くなったために手術をキャンセルされたのですが、また、ある日から激痛が再発した患者さんでした。16㎜の切開で、確実にヘルニアを摘出しました。手術時間は35分程度、出血量はなし、絆創膏をはって終わりました。

 

2件目は、第3/4,4/5腰椎の腰部脊柱管狭窄症の患者さんでした。第3/4腰椎部分の圧迫が顕著で、珍しく癒着が高度でした。顕微鏡視下になんとか神経の癒着を剥離して、完全に神経の圧迫を解除しました。

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今日は午後から手術日でした。合計3件の手術を行なわせて頂きました。

 

1件目は、1年前ぐらいに、第1腰椎破裂骨折に対して、金属を用いて後方固定術を行った患者さんです。術後経過良好で、今回、術後1年経過したので、金属を抜去しました。

 

2件目は、第3/4 ,4/5腰椎の腰部脊柱管狭窄症の患者さんでした。顕微鏡視下に確認すると、腰椎の関節の変形・肥厚により、右第4,5腰神経がかなり強く圧迫されていました。これを慎重に切除して、神経が完全に圧迫がなくなったことを確認して手術終了しました。

 

3件目は、第5腰椎/第1仙椎の腰椎椎間板ヘルニア患者さんでした。かなりの激痛で、歩行は不可能で、ほとんど不眠の状態でした。私の得意の内視鏡機器併用顕微鏡視下椎間板ヘルニア摘出術を施行しました。16㎜の切開で、内視鏡機器を挿入して、最終的に手術顕微鏡にてヘルニアを確認しました。ヘルニアは神経に突き刺さるように存在しており、顕微鏡を用いて、神経のヘルニアを位置関係を立体視できることにより、安全にヘルニアを完全に摘出することできました。当然、傷は絆創膏を貼るだけで十分でした。手術時間は35分、出血量は計測できないぐらい少量でした。

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今日は外来終了後に、雑誌の取材で元シブがき隊のふっくん、布川敏和さんがインタビューアーとして藤田整形外科クリニックに来院されました。私と布川さんとの対談形式で話を進めるという段取りで、布川さんは、カメラマンと取材の方と3人でハイヤーに乗って、来院されました。最初にクリニックに入るなり、私が脊椎が得意分野であることを知るやいなや、「実は最近、左頸から手にかけてしびれるんです」と、私に訴えかけてこられました。それまで、私は芸能人を目の前にして緊張していたのですが、その瞬間から、一気に緊張がほぐれ、いつのまにか布川さんの手や頸を触って診察が始まっていました。その結果、診断は、頚部神経根症!!「布川さん、一度、整形外科外科に受診してMRI撮影をしてもらったほうがいいですよ」とアドバイスをしておきました。これでお互いに話が勢いがついて、あっという間の取材予定時間の1時間が過ぎました。その後、リハビリ室を見学され、頸椎牽引装置を見つけられ、「これで治療してもらっていいですか?」と言われました。「当然いいですよ!!」と私が答えて、リハビリスタッフが、布川さんの頸に牽引装置をつけ、治療開始となりました。およそ5分間ぐらい治療をおこなった後に布川さんは「あれ~、本当。頸が楽になった!!」と大変喜んでおられました。手術ではないものの、当院のリハビリ器具で、頚部痛が楽になっていただき、大変うれしいものでした。

 

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今日は午後から手術でした。

 

 1件目は、第4/5腰椎の腰部脊柱管狭窄症のために左下肢痛があった患者さんでした。顕微鏡視下に確認すると、神経根の真下に小さい椎間板ヘルニアが存在していました。脊柱管狭窄症がベースにあった上に、椎間板ヘルニアを合併したケースでした。手術時間は50分程度で終了しました。

 

 2件目は第12胸椎が骨粗鬆症のために圧迫骨折をきたし、コルセットを着けて、お薬を飲んでもなかなか痛みが軽くならない患者さんでした。そこで、今年の1月から厚労省が認可したBalloon kyphoplastyを施行しました。この術式は、脊椎脊髄外科指導医であり、かつ認定をうけた医師しか行えないため石川県ではほとんど行われていない術式です。私は石川県第1号の認可を受けました。

富山県では、厚生連高岡病院の鳥畠康充先生が北陸唯一のインストラクターとなっています。

 

今回はだいたい50分程度で手術を終了しました。皮膚切開は5㎜程度が2つあるだけで、きわめて低侵襲な術式と思います。

 

 この術式について以下に説明します。

経皮的後弯矯正術:Balloon Kyphoplastyについて

経皮的後弯矯正術とは、高齢者で骨粗鬆症による背骨の骨折による痛みが改善しない患者さんに対して、骨セメントを注入することによって、骨折部を安定化させ痛みを軽減させつ手術方法です。背骨の骨折部で風船(Balloon)をふくらませ、つぶれた骨をできる限り復元した後、風船によって作られた空洞に骨セメントを詰めます。きわめて低浸襲で、かつ速やかに痛みが取れるため、欧米では広く行われている手術方法です。2011年1月から保険診療として特定の施設で行うことが認められた術式です。入院は5日程度で、手術の翌日から自由に歩けます。

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背中から小さな風船付きの器具を挿入します。 椎体の中の風船を膨らませ、つぶれた骨を骨折前の形に戻します。 風船を抜くと、椎体内に空間ができます。空間を満たすようにセメントを充填します。 手術は1時間程度で終わり、骨セメントは手術中に固まります。

手術は手術室で全身麻酔下に行います。レントゲン透視装置で確認しながら、背中から管を「せぼね」内に進めます。そこに風船を挿入し(①)ふくらませることで、つぶれた骨を出来る限り復元します(②)。作られた空洞に専用の骨セメントを詰めます(③④)。手術の時間は通常1時間程度です。

 

 

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今日の手術:腰部脊柱管狭窄症

カテゴリ : 
日記
執筆 : 
admin 2011/10/13 23:52

今日も外来終了後に、夜7時から手術を施行しました。非常に重症の腰部脊柱管狭窄症のため、ほとんど歩行困難という患者さんでした。術前の画像で、第2/3腰椎、第3/4腰椎、第4/5腰椎、第5腰椎/第1仙椎、の4椎間で非常に狭窄が強い症例で、通常であれば、一番狭窄が強い、もしくは一番症状に関与していると考えられる部位のみを手術するのですが、今回は、ほとんど歩行困難であるという症状を考えて、すべての狭窄部位を手術しました。予想通り、すべての部位で狭窄が強く、神経の圧迫も顕著でしたが、手術により、神経の膨らみを確認することができました。

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