ようやく梅雨も明けて本格的な夏が訪れてきました。
患者さんの中には汗だくになりながらも畑に行ってきたという声をよく聞きます。
そんな患者さんに足の痙攣は起きませんかと聞くと「疲れてくるとね~」と言います。
そこで自分は昔からこむら返りという言葉があったのか調べてみました。
こむらという言葉は平安時代以降から見られる言葉でふくらはぎをさすもので
ふくらはぎの筋肉がひっくり返ったような感じから付けられた言葉だそうです。
昔は肉の塊を肉叢(ししむら)といいふくらはぎはふとももの筋肉に比べて小さい肉の
塊として小叢(こむら)というようになったそうです。
江戸時代後期にふくらはぎという言葉が生まれてからはあまり使われなくなった
そうですが、現代にもつながっている言葉の一つです。
どれだけ医学が進歩したとしても我々人間の身体自体は進歩していないのかな
と思いました。
柔道整復師 松下征史