2011-11-23 日記

ルーペ(拡大鏡)付き眼鏡使用での脊椎手術

 昨日は、藤田クリニックで終日外来をした後に、夜7時から、他院で脊椎手術を行いました。

 

 やや高齢の腰椎椎間板ヘルニア患者さんでした。ルーペ(拡大鏡)付きのメガネとヘッドライトを装着して手術を行いました。全く問題なく手術を終了しました。

 

 最近、医療系のテレビドラマで、イケメン俳優が手術をするときに、ルーペ(拡大鏡)付きのメガネをかけて手術を行っているのを目にすることと思います。私も脊椎手術で、手術顕微鏡を使用せず、このルーペを使用することもあります。

 

 頸椎を後ろから切開する頸椎椎弓形成術などは、手術顕微鏡では術野が拡大しすぎて逆に危険なことがあります。そのような時に、視野が4倍の大きさに拡大できるルーペ(拡大鏡)付きのメガネをかけて手術を行っています。これで脊髄に対して非常に安全に手術を完遂することができます。