2012-06-24 日記

上位腰椎椎間板ヘルニア

 今週は3件の脊椎手術を行いました。内訳は、腰椎変性すべり症に対して、後方進入椎体間固定術(PLIF)、腰部脊柱管狭窄症に対する開窓術、それに第1腰椎 / 第2腰椎間の腰椎椎間板ヘルニア症例でした。

先月にも第1/2腰椎間に発生した腰椎椎間板ヘルニアに関することを書きましたが、この部分の椎間板ヘルニア発生は非常に稀です。手術は、以前の症例と同じように、椎弓外側開窓術という方法を行いました。この方法は、通常の方法と違い、腰椎を僅かに削るだけでヘルニアに到達することができます。そのため、通常の方法では、この部分の椎間板ヘルニアは術後不安定性が生じることがありますが、この方法では、そのような心配はありません。

この方法は、たまに論文に発表されていますが、私も今後学会などで報告しようと思っております。