2011-10-19 日記

今日の手術:腰部脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニア

今日は午後から手術日でした。合計3件の手術を行なわせて頂きました。

 

1件目は、1年前ぐらいに、第1腰椎破裂骨折に対して、金属を用いて後方固定術を行った患者さんです。術後経過良好で、今回、術後1年経過したので、金属を抜去しました。

 

2件目は、第3/4 ,4/5腰椎の腰部脊柱管狭窄症の患者さんでした。顕微鏡視下に確認すると、腰椎の関節の変形・肥厚により、右第4,5腰神経がかなり強く圧迫されていました。これを慎重に切除して、神経が完全に圧迫がなくなったことを確認して手術終了しました。

 

3件目は、第5腰椎/第1仙椎の腰椎椎間板ヘルニア患者さんでした。かなりの激痛で、歩行は不可能で、ほとんど不眠の状態でした。私の得意の内視鏡機器併用顕微鏡視下椎間板ヘルニア摘出術を施行しました。16㎜の切開で、内視鏡機器を挿入して、最終的に手術顕微鏡にてヘルニアを確認しました。ヘルニアは神経に突き刺さるように存在しており、顕微鏡を用いて、神経のヘルニアを位置関係を立体視できることにより、安全にヘルニアを完全に摘出することできました。当然、傷は絆創膏を貼るだけで十分でした。手術時間は35分、出血量は計測できないぐらい少量でした。