今日は手術日で2件の手術を行いました。
1件目は、立ち上がり時などの動き始めに、両側のお尻から太ももの裏にかけて激痛があり、そのため、日常生活にかなりの支障をきたしていた腰部脊柱管狭窄症の患者さんです。第4/5腰椎を顕微鏡を使用して両側除圧しました。かなり神経の圧迫が高度でしたが、全く問題なく手術終了しました。出血量もほとんどなかったと思います。
2件目も、下肢痛のため、歩行がかなり困難な腰部脊柱管狭窄症患者さんでした。第4/5腰椎を顕微鏡視下に展開すると、神経の直下に小さなヘルニアが存在し、それが神経に食い込んでいるような状況でした。術前のMRIではそれほど強く神経が圧迫されているようには見えませんでしたが、なるほど、これが激痛の原因だったのだと納得できました。手術時間は40分程度でした。