2014-05-18 日記

先週の脊椎手術4件:外側型腰椎椎間板ヘルニア

 久しぶりに昨週の手術日記を書きます。昨週は4件の脊椎手術を行いました。腰椎変性すべり症に対する後方進入椎体間固定術(PLIF)1件、腰椎椎間板ヘルニア対する内視鏡併用ヘルニア摘出術が2件、外側型椎間板ヘルニアに対する顕微鏡視下ヘルニア摘出術が11件でした。

 

 外側型椎間板ヘルニアの患者さんは、右股関節から大腿前面にかけての痛みがあり、近医でMRIを施行されたようですが、なかなか診断がつかず、当院に受診されました。当院で再度MRIを撮影したところ、第2, 3腰椎間に通常のヘルニアとは違う外側型というヘルニアが見つかりました。このタイプにヘルニアはしばしば見逃されることが多いのですが、この疾患を念頭においておくことで、見逃しをなくすことができます。

 

 手術は通常のヘルニア摘出術とは変わったものになるのですが、私はこの手術を得意としており、この患者さんも1時間程度で手術を終了しました。