2011-10-26 日記

内視鏡機器併用腰椎椎間板ヘルニア摘出術と腰部脊柱管狭窄症

今日は午後から手術2件でした。

 

1件目は、壮年の男性で、第4/5腰椎椎間板ヘルニアでした。16㎜の切開で内視鏡機器併用顕微鏡視下椎間板ヘルニア摘出術を施行しました。右第5腰神経を確認すると、巨大なヘルニアに圧迫され、腰神経はかなり緊張が強い状態でした。ヘルニアを摘出すると、腰神経の緊張は全くなくなりました。

 

2件目は、腰部脊柱管狭窄症の老年男性で、立って歩くと両下肢がしびれて歩けなくなり座り込んでしまうという、間歇性跛行を呈していました。また術前のMRIで第3/4, 4/5, 5/第1仙椎の3か所で神経が著明に圧迫されていたことから、左右両側のこの3か所の神経を顕微鏡視下に除圧しました。かなり神経の圧迫は顕著でしたが、完全に神経の圧迫をなくすことができました。