2012-03-11 日記

経皮的後弯矯正術:Balloon Kyphoplasy

金曜日は午前中に藤田クリニックでの外来ののちに、木島病院に移動し、木島病院での外来診察が始まる前に、1件の脊椎手術を行いました。右下肢痛が顕著な腰部脊柱管狭窄症患者さんでした。顕微鏡を使用して30分程度で手術を終了しました。

 

その後、外来を行いました。先週、経皮的後弯矯正術:Balloon Kyphoplasyを行った患者さんが退院後初めて外来に受診されました。骨粗鬆症による第12胸椎圧迫骨折のために、数か月間も腰痛に悩まされ続けていた70代の女性でした。手術は2週間前に30分程度で終了し、術後3日目に退院されました。

患者さんは「本当に腰痛が楽になりました。また下腹部にずっと違和感があったのですが、それも手術をして全く消失しました。うそみたいです」と言って喜んでおられました。下腹部の違和感が、今回の手術で軽快するかどうかは不安でしたが、それも無くなったことを考えると、下位胸椎の圧迫骨折により下腹部の違和感も生じることがあるということが判り、本当に勉強させて頂きました。