2013-12-08 日記

胸椎黄色靭帯骨化症など19件の脊椎手術

 前回の手術日記から約1か月が経過し、その間19件の脊椎手術を行わせていただきました。

内視鏡併用腰椎椎間板ヘルニア摘出手術や、顕微鏡視下腰椎除圧術など、そのほとんどが腰椎疾患でした。ところが先週の患者さんは胸椎疾患でした。

 

 第11胸椎部分の脊髄が、靭帯が骨化した病変により著明に圧迫されていたため両下肢のしびれを来した患者さんでした。当初、この患者さんは他医で腰部脊柱管狭窄症と診断され治療されていましたが、症状が軽減しないことから当院を受診されました。MRIを撮影すると確かに腰部脊柱管狭窄は認めたのですが、身体所見をしっかり観察させていただくと、やはり胸椎部分の病変であることが分かりました。この病気はなかなか治療が難しいことから厚生労働省の難病指定疾患になっている病気です。

 

 この病気に対する手術は、脊髄と骨化がかなり癒着していることが多いため、脊髄と骨化の剥離に注意が必要です。案の定、この患者さんも癒着が著しく、顕微鏡視下に時間をかけて丁寧に骨化を脊髄から剥離し全切除しました。

 

術後、患者さんの症状も改善し嬉しい限りです