月日が経つのは早いもので、夏があっという間に終わり、残暑もほとんどないまま、秋に突入しています。
8月、9月も精一杯脊椎手術を執刀させて頂きました。8月は15件、9月は24件行いました。
頚椎手術も2件行いました。うち一件は頸椎症性神経根症に対する低侵襲頸椎椎間孔拡大術です。以前何回もこのブログで書きましたが、この病態で生じる上腕部痛、上腕部のしびれ感は、お薬や注射・リハビリなどで軽快することも多いですが、しかし軽快するものの、かなりの症状が残存し、社会生活に支障をきたすような患者さんも少なくありません。このような患者さんには術治療も考慮したほうが良いと思います。ただ手術といっても、頸椎の前方を切開する前方除圧固定術は、合併症のリスクを考慮すると手術に躊躇せざるを得ません。そこで私が行っている頸椎の後方から約2㎝の切開で神経の圧迫を解除する低侵襲頸椎椎間孔拡大術はリスクも少なく、入院期間も10日前後で非常に低侵襲です。
頚椎の変形により上腕に放散する痛みやしびれ感で困っておられましたら、当院に一度ご相談に来てください。