最近ハーフマラソンにはまっていて、ここ1か月で3大会に参加し完走しました。タイムはおやじタイムで公開することはできませんが、地道に練習すれば確実にタイムがよくなるスポーツなので、時間をなんとか見つけて練習して、久々のフルマラソンを目指そうかと思っています。
先週は5件の脊椎手術を行いました。腰部脊柱管狭窄症に対する顕微鏡視下除圧術が2件、腰椎椎間板ヘルニアが3件でした。
腰部脊柱管狭窄症の患者さんは、画像上、狭窄部位が第11/12胸椎、第2/3, 3/4, 4/5腰椎、第5/第1仙椎の5椎間、左右合わせて10か所もの狭窄部位がありました。通常は身体所見や各種ブロック注射などで、手術部位を絞り込んで、多くても6か所程度の除圧を行うのですが、この患者さんは、様々な角度から術前に検討しましたが、いずれも除圧が必要と判断しました。しかし内科的疾患の合併があることから、胸椎病変は後日2期的に手術を行うこととしました。
このように腰部脊柱管狭窄症に対する手術は、術前画像所見だけで手術をするのではなく、患者さんの訴えや症状をよく吟味して必要なことろだけを手術することが重要です。