先月にもこのブログで記載しましたが、腰椎椎間板ヘルニア治療の選択肢の一つに、注射で直す「ヘルニコア」という治療が登場しました。
これは、椎間板ヘルニアが生じている椎間板に、レントゲン透視を見ながら、注射針を刺して、そこから、椎間板のたんぱく質を変性させる物質を1ml注入するという方法です。
非常に簡便であり、また合併症や副作用が非常に少ないということで、内服や従来のブロック治療などで軽快しない患者さんには、試しても良い治療であると思います。
ただ、この治療は、日本脊椎脊髄外科指導医であることが必要で、また施行できる施設も厳格に制限されています。私は、脊椎脊髄外科指導医であり、また私が手術を行う金沢市の木島病院も、施行認定施設に選ばれていることから、この治療を行うことができます。