もう4月も終わりですね。とうとうGW突入です。
4月は、全身麻酔での脊椎手術は18件と、かなり忙しかった1か月でした。その他に、木島病院の北岡先生と一緒に人工膝関節手術2件、高位脛骨骨切り手術1件を行いました。また藤田クリニックにおいて、手根管症候群など、局所麻酔での指の手術を3件行いました。
私の木島病院での全身麻酔での手術は、水曜と金曜のそれぞれ午後だけですので、今月は手術日である水曜と金曜が8日間あったことを考えると、大体、水曜日・金曜日の午後にはそれぞれ3件の全身麻酔の手術を行っていたことになります。
通常、大病院であれば、午後1時から6時までの間に3件の脊椎手術を行うことはできません。手術患者さんの麻酔導入と、手術後の覚醒、その後、患者さんの入れ替わりの準備など、手術と手術の間は最低でも1時間程度はかかります。しかし木島病院ではスタッフが非常に効率よく、かつ各々が熟練された動き・働きをするため、30分程度の入れ替わり時間で次の手術が執刀可能となります。したがって、これだけの手術ができるのは、ひとえに、木島病院手術部の看護師さんや、その他のスタッフのお蔭であると思っています。本当に感謝、感謝の気持ちで一杯です。
今月の18件の脊椎手術の主なものは、腰部脊柱管狭窄症に対する後方進入椎体間固定術や、椎間板ヘルニアに対する内視鏡併用ヘルニア摘出術、外側型椎間板ヘルニアに対する顕微鏡視下ヘルニア摘出術、腰椎椎間孔外狭窄に対する外側開窓術、などなどです
どの症例も、術前に十分に手術適応やその方法、手術範囲を吟味して、手術当日に臨んでいます。今後も一例、一例、気持ちを込めて手術を行わせて頂きたいと思っています。