2017-07-09 院長エッセイ

待ち時間が非常に長くなり誠に申し訳ありません

 もう7月ですね~~。今年もいつの間にか折り返し地点です。

 

 先月の6月は、藤田整形外科は大忙しでした。外来患者さんも非常に多く、診察待ち時間が非常に長くなってしまいましたことを、ここで深くお詫び申し上げます。

 

 当院での診察待ち時間が非常に長くなる要因ですが、患者さんが非常に多いということも一因ですが、それ以上に大きな要因として、当院の初診患者さんの来院目的に特徴があることが挙げられます。

 

 具体的には、今までいろいろな医療機関で診てもらったが一向に良くならないので、ここでしっかりと診断・治療して欲しい、他院で手術を勧められたがセカンドオピニオンをじっくりと聞きたい、当院で手術をうけたい、などが挙げられます。また、遠いところでは、北陸三県はもとより、岐阜県や大阪府からも電車に乗って来院されるため、一回の診察ですべてを判断・治療しなくてはいけません。そのため、必然的に、個々の診察と説明の時間がどうしも長くなってしまう傾向があります。

 

 改善策としては、基幹病院のように外来診察人数を絞り込み、完全予約にするしかないのですが、大学病院で長く診療にあたっていた私としては、一人でも多くの患者さんを診察したい、フリーアクセスで、患者と医師との壁を取り払いたい、との理想があることから、外来患者の絞り込みは、私の体力が続く限りは行いたくないとの思いがあります。

 

 私を含めて職員一同、精一杯、可能な限り、迅速に、効率的に、しかし、親切・丁寧に診察にあたらせて頂きますので、待ち時間が長いことに関しては何卒ご容赦の程、お願い申し上げます。

 

 先月6月の手術は脊椎手術17件、人工膝関節置換術2件、日帰り外来手術5件と合計24件もの手術を行いました。

 

 脊椎手術の内訳は、脊柱管狭窄症に対する顕微鏡視下除圧術8例、腰椎椎間孔狭窄に対する顕微鏡視下外側開窓術2例、腰椎分離すべり症に対する顕微鏡視下椎間孔拡大術1例、腰椎椎間板ヘルニアに対する手術6例でした。また日帰り手術は、手根管症候群に対する手根管開放術2例などがありました。

 

これからも、一人でも多くの整形外科疾患に悩む患者さんの痛みを和らげていきたいと思っています。