2012-10-28 脊柱管狭窄症

先週の脊椎手術6件:腰椎椎間孔狭窄、腰椎変性すべり症など

 

 先週の手術は 脊椎手術が6件、日帰り手術が4件でした。

 

 脊椎手術は、腰椎変性すべり症に対する後方進入椎体間固定術(PLIF)1件、腰椎椎間板ヘルニアが2件、腰部脊柱管狭窄症が2件、腰椎椎間孔狭窄が1件でした。

 

 日帰り手術は 狭窄性腱鞘炎(通称ばね指)に対して腱鞘切開術を4件行いました。

 

 椎間孔狭窄の症例は、第5腰椎・第1仙椎の部分で発生している症例でした。この部分は解剖学的に椎間孔狭窄が起こりやすく、専門的な記述になりますが、第5腰神経が第5腰椎 / 第1仙椎の椎間板の膨隆と第1仙椎の上関節突起によって、前後方向から圧迫され、さらに第5腰椎椎弓根と第5腰椎 / 第1仙椎の椎間板膨隆によって頭尾側方向からも圧迫されることにより生じることが多くあります。

 

 

 

 この患者さんもまさにこのパターンの神経の圧迫でした。手術は、私が最近行っている、椎間孔除圧術を顕微鏡を用いて行いました。手術時間は1時間、出血量は20ml程度で終了しました。

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