久しぶりに手術日記を書いています。
今日の手術患者さんは、腰部脊柱管狭窄症により、両臀部から大腿後面にかけてのしびれ感と痛みが強く、長い距離が歩けなくなった患者さんでした。過去に第4/5腰椎の手術を他院で施行されており、今回は第2/3腰椎での狭窄が生じていました。
画像上では、第2/3腰椎でかなり腰神経が圧迫されており、さらに、神経を圧迫している黄色靭帯に骨化が生じていました。こんなケースは、神経と骨化病変合併の黄色靭帯が高度に癒着していることがあり、慎重な手術操作が必要になります。
術前に手術方法を十分に頭の中でシュミレーションして、手術を開始しました。すると、やはり予想どおり、神経は高度に靭帯成分と癒着しており、手術顕微鏡を最大拡大率にして、細心の注意を払いながら神経周囲の剥離を進めました。神経の剥離操作では、一瞬の油断が重大な合併症を引き起こす可能性がありますが、ここは膨大が数の脊椎手術経験から、危険部位と安全部位を注意深く見極めながら、剥離をすすめ、とうとう最後は、神経周囲の圧迫物を完全に除去しました。
また明日からも、どんどん難手術に挑んでいきます。
