2012-01-04 日記

頸椎椎弓形成術

昨年の最後の手術は頸椎手術でした。

 

この患者さんは、最近、ふらつく、両下肢が痺れる、ということで当院に受診されました。よく診察すると、ご本人さんは自覚されていませんでしたが、両手も使いにくくなっていることが分かりました。頸椎病変を疑い、MRIを撮影したところ、「頸椎症性脊髄症」という診断に至りました。かなり難しそうな病名ですが、簡単にいうと、頸椎が老化により変形したことにより、骨のでっぱりが脊髄を圧迫して生じる病気、ということです。

 

この病態に対して、以前紹介した、頸椎椎弓形成術という術式を第3頸椎から第7頸椎まで行いました。だいたい2時間弱の手術時間でした。出血も少量で、まったく問題なく手術を終了しました。

 

本日も今年最初の脊椎手術を2件行いました。2件とも腰椎椎間板ヘルニア症例でした。詳細は後日記述します。